どうも、えまおです!!
男性の皆さんは「最近なんか夜が弱くなったな~」、「勃ちが悪いな~」と思うことがありませんか?
泌尿器科医として外来勤務をしていると、男性器の悩みで来る人も多いです。

若いころ弱くなるのはしょうがないけど、40歳代のお悩みも最近みかけます。
勃起障害(ED)は加齢が一番の原因ですが、心因性や医原性(術後副作用)で起こることもあります。
前立腺癌患者は根治治療で手術または放射線治療を選択するので、治療後に勃起障害が生じることがよくあります。

統計上は日本人男性の3人に1人がEDに悩んでいるよ
今回は勃起障害とバイアグラについて話していきます。
今回の記事がおすすめな人
- 勃起障害でお悩みの方
- 男性機能低下でバイアグラの使用を考えている人
- 男性機能を高めたい人
- 泌尿器科を受診するのが恥ずかしい人
勃起障害(ED)について
勃起障害(ED)は「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態」で、この状態が3か月以上継続することを診断の条件としております。

3か月以上、満足な勃起がなかったら、EDの診断がつくよ
EDは原因で大きく3つに分類されます。
EDの分類
- 器質性:高血圧・糖尿病・脂質異常症による血管障害や糖尿病・骨盤内手術による神経障害など
- 心因性:精神的なストレスによるもの
- 混合性:器質性と心因性が組み合わさったもの
EDのリスクファクターは色々と挙げられます。
EDの危険因子
- 加齢
- 肥満
- 運動不足
- 喫煙
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- うつ症状
- 慢性腎臓病
- 前立腺肥大症
- 骨盤内手術
EDが気になる人は、食事・運動・禁煙など生活習慣から改善していきましょう。

肥満、運動不足、喫煙は努力でなんとかできるよね
特に、喫煙・高血圧・糖尿病・脂質異常症は血管がボロボロになって勃起障害を引き起こします。

ED患者の多くに心臓機能低下認められたという報告あるよ
男性機能を高めるには
現時点では、EDとテストステロンの関連については一定の見解はありません。
しかし、テストステロンが勃起に関連する血管、神経、海綿体組織の機能を保つのに必須なのは間違いありません。
テストステロン分泌向上は男性機能を高めることができるでしょう。
テストステロン分泌を上昇・低下させるものを見ていきます。
テストステロン上昇
筋トレ(スクワット、腕立て伏せ)
規則正しい生活リズム、十分な睡眠時間の確保
タンパク質の摂取
お酒を控える
コレステロールの摂取

コレステロールはテストステロンの原材料だよ

コレステロールを意識して摂りつつバランスの良い食生活を心がけよう
テストステロン低下
偏った食事(菜食主義など)
肥満
ストレス
バイアグラについて
バイアグラ(シルデナフィル)は世界で初めて臨床使用されたPDE5阻害剤です。

ED治療薬として一番有名ですね
器質性・心因性・混合性のいずれのEDにも効果が期待できます。
一見すると心因性EDには効果なさそうですが、バイアグラを使って性交可能が継続すると自信がついて、薬なしでも勃起するようになります。

勃起は精神的な影響をうけやすいのよね
バイアグラは使うときに注意点があります。

バイアグラは正しく使用しないと効果を十分に発揮できません
たまにインターネットなどでバイアグラ購入している人がいます。
成分が不十分であったり、そもそも偽物だったり、不潔な環境で製造されていたり、不純物の混入している可能性もあります。
泌尿器科受診して、病院で正規品の購入をおすすめします。
バイアグラの副作用
- 頭痛
- ほてり
- 鼻閉
- 消化不良

体質的に合わない人は一定数はいる
他にも絶対守ってほしいことがあります。
心臓の病気の既往があると命に関わることがあるので病院で処方が重要です。
まとめ
泌尿器科にはED患者も多いので、恥ずかしがることは全然ない。

80歳超の男性もED相談に来ますよ
EDで悩んだいたら、生活習慣の改善に取り組もう。
泌尿器科で診察を受けてからED治療薬を処方してもらおう

インターネットや通販で購入するのは絶対におすすめできません
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